行政書士&中小企業診断士 櫻井義之のブログ

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行政書士実務、相続について

何冊もある実務本を読んだ結果、まず相続をやってみようと考えています。

経験は自分の父親が遺言無く亡くなった時、戸籍を取り寄せ、相続関係図、財産目録、そして遺産分割協議書を作成したことしかありません。 あの時、法務局で相談した方は行政書士だったのか弁護士だったのか忘れましたが、結構丁寧に教えてくれた記憶があります。

 

開業後、やってみようと思う動機を箇条書きすると

・一般に言われる通り、死亡者数が増える中(2020年年間140万人→20130年160万人)、ある程度合理的に物事を考え、それなりの遺産を残している割合が高いだろう団塊の世代とその相続人が抱える相続に関する不安解消と安心したいという需要は上向きで下がることはない。

・最近の相続に関する民法家事事件手続法の改正により多少便利になるとは言え、周知には時間が掛かる。 法定相続情報証明制度(相続登記の促進が目的で相続人の手間は変わらない)、自筆証書遺言で財産目録のワープロOK(遺言書自体自筆は変わらず)、法務局で保管する制度(多少費用がかかっても有効だろう)、遺産分割前の預貯金一部払い戻し(これは必要)など。

セミナーなど用に、行政書士の知識というよりFPの知識範囲の「相続の基本」ベースに、相続トラブル例や最近の改正を入れると簡潔で、ちょっと面白い資料ができそう。

・相続人として関心事である相続税についても、FPの一般的知識の範囲で計算例とその理屈を説明し、個別具体的には税理士に相談を勧める形が良さそう。

 

まあ、できそうなことから始めるという感じですね。

30分間くらいの説明を10回しても受注に繋がるのは1割か2割程度の感覚で臨むつもり。